コラム

きれいに除去する治療も! 気になる顔や身体のほくろ・イボ

ほくろやイボなど皮膚のできものが顔の目立つところにできてしまい、メイクで隠すのが面倒だったり、人と会う時に見られているのではないかと心配になったり…。ほくろやイボでお悩みの方は、数多くいらっしゃいます。その原因は様々ですが、種類を見極めて適切に対処すれば、きれいに治すことができます。そこでここでは、ほくろやイボの種類と対処法についてご紹介します。

ほくろの種類とできるメカニズム、対処法

ほくろとひと言で言っても、その種類は様々です。気づいたらほくろの数が増えていた、ボコっと盛り上がってきたなど、意外と悩んでいる方は多いもの。
ほくろは医学的には母斑細胞母斑、色素性母斑と呼ばれ、メラニン色素を産生するメラノサイトが母斑細胞へと変質し、密集して固まった細胞のかたまりです。先天性のもの、後からできたものに分かれ、さらにほくろができている場所で下記のように分類されます。

  • 境界母斑…表皮と真皮の間で母斑細胞が増殖しているタイプ
  • 真皮内母斑…真皮内で母斑細胞が増殖しているタイプ
  • 複合母斑…境界母斑と真皮内母斑の複合タイプ

さらに後天性の母斑細胞母斑には、下記の種類があります。

  • ミーシャ―母斑…ドーム状に盛り上がった黒褐色のかたまり。顔、頭、首に発生。
  • ウンナ母斑…柔らかく、盛り上がったほくろ。上腕やふともも、首などに発生。
  • クラーク母斑…平らな黒褐色のほくろ。全身に見られる。
  • スピッツ母斑…若年層に発生する黒褐色、紅色のほくろ。全身に出現。

ほとんどのほくろは良性ですが、なかには病気が潜んでいる場合もあります。ほくろの種類を見分けるのは難しいため、気になる方は医師に診てもらうことをおすすめします。

ほくろが増える原因ははっきりとは解明されていませんが、紫外線の影響を受けやすい顔や腕などにできやすい傾向があります。また、ほくろが多い人の傾向としては、紫外線を浴びる機会が多い、ストレス過多になりやすい、ホルモンバランスの乱れがあるなど、いくつかのケースが挙げられます。

ほくろをケアするには

ここではほくろを予防する方法をご紹介します。

紫外線対策を行う

ほくろが増える大きな原因となるのが、紫外線です。紫外線は一年じゅう降り注いでいます。ほくろを新たにつくらない、増やさないためにも、日焼け止めを使用する、屋外では日傘や帽子を使用するなど、紫外線対策はしっかりと行いましょう。

ストレス過多にならないようにする

ストレスが溜まると、心身に様々な影響を及ぼします。生きていくうえで多少のストレスが溜まるのは仕方がない面もありますが、ゆっくり休む、気分転換をする、趣味に没頭するなど、ストレスを乗り切れる自分なりの方法をいくつか用意しておきましょう。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスを整えるには、無理せず規則正しい生活を送ることが肝心です。十分な睡眠、バランスのよい食事、リラックスできる時間を十分に取るよう心掛けましょう。ほくろのケアに直接的には関係がないように思われがちですが、ほくろだけでなく心身を健やかに保つという意味では大いに影響しています。

イボの種類とできるメカニズム、対処法

イボとは、皮膚表面からドーム状に盛り上がった小さなできものです。イボには大きく分けてふたつの種類があります。ひとつめは、ウイルスによって引き起こされるウイルス性疣贅(ゆうぜい)。ウイルスが体内に入り込み皮膚感染するもので、ウイルス性疣贅を触った手で他の部位に触れると移ったり、周囲の人に感染させたりする可能性があります。ウイルスの例としては、「水いぼ」を引き起こす伝染性軟属腫ウイルスやヒトパピローマウイルス(HPV)などがあります。 もうひとつが、いわゆる老人性イボと呼ばれるタイプです。加齢による皮膚の老化や紫外線、摩擦などによって引き起こされるイボで、脂漏性角化症、軟性線維腫などが該当します。

これらのイボの特徴は下記のとおりです。

ウィルス性疣贅…手の裏や足の裏にできやすい。小さいが、ドームのように皮膚が盛り上がって、触るとザラザラとしている。一方で水イボは、大きさは1~5ミリ程度のつるつるとしたイボで、中央部のみ凹んでいるのが特徴。全身どこにでもできる。

老人性イボ…皮膚の老化現象で出現するイボで、放置しておいても悪影響はない。紫外線を浴び続けた部位や洋服でこすれやすい部位などにもできやすい。

イボができる原因はさまざまです。ウィルス性疣贅は、手足、外陰部などにできた小さな傷からウィルスが入り込むことで引き起こされます。たとえば水イボは、銭湯やプール、ジムなどはだしで歩く場所で移るケースが多いようです。老人性イボは紫外線の影響や肌のこすれ、老化現象などが原因で出現し、歳を重ねるとほとんどの人にできるものなので、過度に心配する必要はありません。

イボをケアする方法

ここでは、イボを予防する方法をご紹介します。

紫外線対策を行う

ほくろと同様、紫外線を過度に浴びると老人性イボを引き起こすこともあります。日傘や帽子、日焼け止めを活用し、一年を通して紫外線対策を行いましょう。

傷のケアを行う

手のひらや足の裏などに傷がある場合は、しっかりと消毒し、ばんそうこうでケアしましょう。また、傷が治るまでは銭湯やプールなどは控えましょう。イボを引き起こすウィルスの侵入をできるだけ防ぐことが大切です。

免疫力を高める

イボの原因となるウィルスが体内に侵入しないよう、身体の免疫力を高めておくことも重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事で、規則正しい生活を送るよう意識しましょう。

ほくろ・イボをキレイに除去するには

悪性のホクロやウィルス性のイボは、患部の状態を診たうえで適切な方法で治療する必要があります。また、ほくろやイボが見た目としてどうしても気になる、日常生活で盛り上がったほくろにひっかかりがある、擦れて痛むことがあるなどの場合も、除去する選択肢があります。
ただし、ほくろやイボを自力で除去する行為は大変危険です。むやみに触って傷つけると、さらに大きく目立つようになり、悪性化することもあります。また、ほくろ取りクリームの使用や、エステサロンでの切除施術もNG。傷跡になる可能性もあるため、ほくろやイボの検査・治療は、必ず医療機関で行いましょう。

レーザー治療で除去する

レーザー照射によってホクロを除去します。主流となっているのは、炭酸ガス(CO2)レーザーです。炭酸ガス(CO2)レーザーは、皮膚内部の水分をレーザーで蒸散させ、母斑細胞ごと蒸散させ、取り去ります。狙ったところにピンポイントで照射できるのがメリットですが、痛みがあるため局所麻酔が必要なときもあり、治療への心理的ハードルも高く断念する方もいました。
ユイメディカルクリニック幕張院では、フラクショナルレーザーアクションⅡによるほくろ・イボの除去が可能です。皮膚に微小な点状(マイクロドット)にレーザーを照射し、皮膚深部に熱ダメージを与えることで、ほくろ・イボを除去して、治療した痕もきれいにできます。赤みなどのダウンタイムもほぼなく、痛みも少ないため、局所麻酔を使用せずに治療が行える画期的なレーザーです。

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